ワイルドサイドへの執着

童子の時は語ることも童子のごとく、思ふことも童子の如く、論ずることも童子の如くなりしが、人と成りては童子のことを棄てたり

映画は自由でいいと鈴木清順から勝手に教わった

 前、樋口真嗣の監督、特技監督作を網羅しようとしていた時期がある。『八岐大蛇の逆襲』、『ミカドロイド』など購入するには比較的割高、近場のレンタル店に並んでいない作品は除いて。そんな中で観たのが2001年に公開された『ピストルオペラ』だ。

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『シン・ゴジラ』に足りないもの、それは製作者のイジワルである

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 日でIMAXを2回、その後に1回。計3回。8月5日現在、『シン・ゴジラ』を劇場で観た回数である。1回目は正直「う~ん」となった。予告の印象からドが付く位のシリアス調なんだろうな、と予想していたからである。実際はコミカルなシーンも多々ありの見方によればトンデモもありの正調空想特撮映画であった。

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実写映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』(前篇)は俺の映画だった

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 般的に評価の低い作品が好きになった場合、どうすればいいのか。あちこちで見る酷評、酷評、酷評。それらを見るのは非常~に精神的によろしくない。「自分」と「好みの作品」はほぼイコールで同調しているので、自分が貶されている、という気分になるからである。

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ゴジラシリーズのIMDbとYahoo!映画の評価(2016年6月現在)

 た久々の更新。以前の記事から今まで、記事のネタはいくつかあったのだがどれも頓挫。文章をまとめることの難しさを改めて思い知った。ウダウダしている内に着々と迫る『シン・ゴジラ』の公開日。だが、公開までにまとめておきたいものがあった。

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NHK 特集ドラマ『海底の君へ』について

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 220日、午後7時30分から8時43分までNHKで放送された『海底の君へ』を観た。流し見というか、ほとんど音のみを聞いていたという状態で観たが、オチに話が向かって行くにつれて引っかかるものがあったので終了10分前くらいは真剣に観た。結果、ある部分が非常に腑に落ちないものであったので今回ブログを書くに至る。

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ガルパンを日本で実写映画化するとしたら監督は誰が適任かという話

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 々の更新。忘備録的に使う予定だったので別にいいのだが(結局進撃後編のレビューも書けなかった)、今回は『ガールズ&パンツァー』(以下ガルパン)を実写化するとしたら監督は誰が適任だろう、という事を考えてみようと思う。なぜガルパンなのか、というと最近ガルパンについての話題がTwitter等でやたら盛んだからである。

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別冊宝島「怪獣学・入門!」を購入

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 サイクルショップで1992年に発行された「怪獣学・入門!」を購入した。これは後に映画秘宝を立ち上げる町山智浩氏が編集に関わっており、煽り文句曰く「日本で初めて、1冊丸ごと怪獣映画の本格評論!」。

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