ワイルドサイドへの執着

童子の時は語ることも童子のごとく、思ふことも童子の如く、論ずることも童子の如くなりしが、人と成りては童子のことを棄てたり

小説を書いた

 Twitterに載せておいたけど、こっちにもやっておく。

kakuyomu.jp

 ネットに上げる際の疑問として、ちょっと思ったのは「R指定って何よ?」ということだ。例えばエロやグロを含む作品に対して、ゾーニングが施されるのは当然だけど、問題はその表現如何である。映画におけるR指定の場合だと、血ノリがブシャーだったり濡れ場だったりで想像がしやすい。まぁ程度の差はあるにしても、「どー見てもケチャップだよこれは」みたいな場合を除いて、映ってしまっているのだから健全なうんたらかんたらには反しているのが分かり易い。しかし、テキストとなるとまた問題があって、いくら「エロ」「グロ」だのと言ったところでこれらの二文字だけならば幼児にだって閲覧させても問題がない代物だと言える。つまりR指定に得るテキストとは、否、不健全であると断じられるだけの描写の力、要は文章力が伴う必要が出てくる。これはたぶんイラストにも同じことが言えて、画力が伴っていない抽象画のようなものに対して「いやこれはゾーニングに足る」とはなされないだろう。当然に悲しい事に自分の文章力はお粗末極まりないのであって、そう考えていくといくらエロだのグロだのを文章にしたつもりでも単なる文字の連なりになってはいないか。R15相当の文章とR18相当の文章の違いって何だ。描写の緻密さによるのか?そう考えていくとわからなくなったが、「まぁR15相当の判断で良かんべ」でとりあえず通した。ここまで悩む必要もはっきり言って無いだろうが、一応。