ワイルドサイドへの執着

童子の時は語ることも童子のごとく、思ふことも童子の如く、論ずることも童子の如くなりしが、人と成りては童子のことを棄てたり

ブログ名変更

「そんなブログ」から「ワイルドサイドへの執着」に変更。どうせ三日坊主でやめるだろうという予想に反し、なんだかんだで長文掃き出し用として機能しているので……。タイトルにそのまま「ブログ」は何か図々しい気がする。URLが変更できないのはまぁしょうがないとして。元ネタは当然、三池崇史監督の大傑作『クローズZERO』です。

『アウトレイジ 最終章』――さらば愛しのヤクザ共

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 賞後、というより鑑賞中どんどん加速していった形なのだが、面食らったのである。北野武の映画と言えば「面を食らう、不意を突かれる」という点が大きな魅力の一つだと思うが、今回の感覚は『TAKESHIS’』を始めとする所謂「自己検証三部作」の印象に近い。

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『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』を三池崇史監督作品として観る

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 に二~三本ペースで公開される三池崇史の映画を足しげくチェックするのは、言うまでもなく映画好きの常識である。その内の一本として8月4日に公開されたのが『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』だが、これも過去の三池作品と同じように、「三池印」とも言うべき作家性が含まれている。

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ゴジラは「ガワ」だけ遵守していれば良し

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 1998年版『GODZILLA』(以下エメゴジ)を久しぶりに観たのだが、評価が対極の位置にある『シン・ゴジラ』と比較すると何かと興味深い。純粋に作品として比べると、方向性の違いがあり過ぎるとはいえどちらも万人が楽しめるエンターテイメント作であり、悪い作品ではない。

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人間は死ね!『キングコング:髑髏島の巨神』

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 前『シン・ゴジラ』の不満をブチ撒けた記事で「怪獣映画は物ブッ壊して人ブッ殺してナンボ」と書いたが、『髑髏島の巨神』は孤島が舞台故に「物をブッ壊す」快感には乏しかった、しかしそれを補うが如く「人をブッ殺す」快楽(ここでは怪獣映画特有のそれを指す)には満ち溢れていた映画だった。

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実写映画『進撃の巨人』公式サイト消失事件

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www.shingeki-seyo.com

 れが実写映画『進撃の巨人』の公式サイトのURLなのだが、何の気無しにアクセスすると見られなくなっていた。

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