ワイルドサイドへの執着

童子の時は語ることも童子のごとく、思ふことも童子の如く、論ずることも童子の如くなりしが、人と成りては童子のことを棄てたり

実写映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』の炎上騒ぎについて

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「世界は、残酷だ。」2015年8月4日現在、実写映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』関連は荒れに荒れまくっている。映画の出来から関係者の発言、全部が「炎上」に加担している状況なのだ。

映画公開前から騒ぎになるのは予想されていたが、まさかここまでになるとは思わなかった。個人的にはそれなりに良かった、と思っているのだが、ところがどっこい世間ではもお「糞!ゴミ!観る価値なし!」の一点張りなのである。これは辛い。自分の好きなものが否定されるというのは、体験してみなければわからない辛さがある。それも四方からだ。はっきり言ってかなり辛い。それに「この作品を褒めてる奴は~」という人格批判に繋がるものまである。前述の「糞~」はこの映画の制作者の発言も加担している。制作者の人格と作品は全く関係ない、とは言わないがある程度切り離してみるべきというのが持論なのでこれには異議を唱えたいのだが、そうではないのが世間(主に匿名掲示板)である。ネットの発展で制作者と受け取り側の関係が、かなり密接になってきているのは良い面もある、だが悪い面もある、と思うのである。密接になった事でこちらの意見が制作者側に反映されやすくなったりもするが、悪い面としては制作者の人格が、こちらにいい面でも悪い面でも筒抜けになるという事だ。制作者側も余計な発言をしなければいいと思うのだが、前述した通り自分の好きなもの、更に言えば自分の作ったものが否定されるのはかなり辛い。それで制作者側もムキになるのだろうが、そこは抑えてほしいと思う。何故なら制作者の人格と作品は密接というのが世間の考えで、制作者が誰かの癪に障る発言をすればそれでその作品、ひいてはその作品に関わったスタッフも糞、という事になってしまうからだ。結論としては叩かれ気味な作品にもファンがいることを忘れないでいてほしいし、制作側も言葉を選んで発言してほしいという事だ。自分としては後編も大変楽しみにしているのでスタッフには頑張って欲しいと思う(もう作品自体は完成していると思うが)。